
旅に出なくとも行った気になる36のエッセイ…
これは旅をしたくなる催眠術のような本だ。
個展に向けて、猛烈に描き続ける。個展が終わると、宮坂健は、からっぽになる。そして、長い旅に出るのだ。
バンコクからインド、トルコ、エジプト、アフリカ、そして中国。
宮坂健はどこへ行っても自然体で、その土地にとけ込む。そして渇いた眼差しで旅先の光景を見据え、脳裏に焼き付けるのだ。
しかし、これを読めば、まぎれもなく旅に出たくなる。つまり、宮坂健の催眠術にかかってしまうのだ。
【著者】宮坂 健
【仕様】155x215mm ハードカバー 220ページ
【刊行】フーガブックス