
『Japanist』編集長の第2弾エッセイ集
どのようにして「仕事がイヤで仕方がない」から「楽しくて仕方がない」に変わり、やがて「これが天命かも」に変わったのか?
楽しく学び、遊び、仕事をするための秘訣とは…。
仕事を通して人生を楽しむための32篇のエッセイ。
江戸の日本人の魅力は、「自分を生きる」ということに尽きる。
個性が前面に出て、職業的風体は後ろにあった。彼らに問えば、こう答えるだろう。
「一言で言えるような職業は、職業とはいえないよ」
「職業を言えるようでは、大した人間じゃないんだ」と。
こうした江戸人の真底からの自由の心を、現代人はすっかり忘れてしまっている。
しかし一人だけ、この系譜に連なる人物を私は知っている。
それが、「高久多美男」だ。だから、江戸に会いたければ、高久多美男に会うことだ。
東洋思想研究家 田口 佳史
【著者】高久 多美男
【仕様】四六版 265ページ
【刊行】フーガブックス